全国旅行 札幌・小樽編①(2019/11/12)
札幌~小樽
00:00~5:30 函館→札幌の夜行バス
夜行バスは実のところ初めてでした。
初めて3列シートに乗ってみました。
3列シートといいますのは、1列に2つの通路を挟んで椅子が3列並んでいるバスのことを呼びます。
詳しくは↓
乗った感想
腰と尻が痛っっっい!
あっつい(室温が)!
また乗りたいかと訊かれると、正直微妙です。
5:45 札幌駅
札幌駅に到着したものの、人はほとんどいません。
それもそのはず、札幌駅の始発は6:12、僕の住む京王線調布駅より1時間以上遅いのです。
まあのんびり待てばええじゃろ。
ところがどっこい札幌駅構内が寒いのなんの。
札幌地下道は暖かいのですが、この時間は開いておらずしばらく寒い構内で待たなければなりませんでした。
6:30 桑園駅~札幌市中央卸売市場
目的は「札幌市中央卸売市場」で寿司を食べること。
てくてく歩いていくと、ターレが引っ切り無しに道路を横断しています。
市場では歩行者よりターレが優先されます。
はしっこを歩いて市場横の道路をまっすぐいくと…
さっぽろ朝市に到着!
卸売市場は当然一般客は入ることができませんが、こちらは一般客にも開かれた市場となっております。
冷やかしと思われたくないので、海産物は見ておらず。。。
当初の目的地、「鮨の魚政」さんに到着。
市場での寿司、どこの地方でも回転鮨になりがちですが、こちらはしっかりと江戸前の仕事が施されながらも北海道らしい寿司を頂くことができました。最高!
6:30 天然温泉
美味しい寿司を食べてご満悦の表情で桑園駅に向かう途中、天然温泉施設を発見。
夜行バスだったため2日間風呂に入っておらず、まさか札幌で天然温泉があると思わず迷わず入館しました。
平日の朝からおじさんおじいちゃんが多い…おそらく市場関係者の方々も多い感じでした。
この日は丁度雨でしたのでとりわけ寒く、寒い中の外の屋根付き露天風呂がまた最高でした。
9:00 桑園駅→南小樽駅
ぽかぽかになった身体で小樽に向かいます。
小樽、恐らく3年ぶりくらいでしょうか。
小樽運河沿いの赤レンガ倉庫が有名ですが、インバウンドが多いため横浜の赤レンガ倉庫に近い雰囲気です。
モダンを謳いつつ、「創られたモダン」という雰囲気は当時の所感として正直否めませんでした。
小樽は2回目の訪問、メルヘン交差点により近い南小樽駅で下車します。
メルヘン交差点周辺にはレンガつくりの工芸店やルタオを始めとするグルメスポット、土産店が集約しているため、南小樽駅で下車するのをおすすめします。
早速ルタオ本店へ。
ちなみに小樽には下記ルタオ店舗が密集しており、それぞれ独自の商品展開をしております。
①喫茶と大きなケーキ工房と土産コーナーがある「ルタオ本店」
②焼き菓子や洋食を楽しめる他、ベイクド系洋菓子に強い「ルタオパトス」
③ルタオのショコラティエ、「ヌーベルバーグ ルタオショコラティエ」
④オムレットやブリック・オ・フロマージュを楽しめる「ルタオプラス」
⑤デニッシュ専門店「デニルタオ」
本旅行では小樽に来た一番の目的である「ルタオ本店で喫茶する」を果たしに、本店に向かいます。
さて、ルタオ本店で喫茶するということに何があるのか、といいますと。。。
これ!!!!!ドゥーブルフロマージュ!!!!!
ぼく自身、小学生以来このドゥーブルフロマージュが大好きなのですが、ルタオ各店舗では急速冷凍したものしか原則販売しておりません。
世間で販売しているケーキの多くは基本的に急速冷凍したものを解凍したものです。
店頭販売のチーズケーキも冷凍がほとんどで、目白の名店「エーグルドゥース」の傑作ケーキ「フロマージュ・クリュ」なども店舗で冷凍したものを解凍して店頭で販売しております。
ですが、小樽本店の喫茶室のみで冷凍していない生のドゥーブルフロマージュを味わうことが出来るのです!!!!!
食品は何でもそうなんですが、冷凍をするとどうしても水分が揮発してしまい、解凍後の食感が固くなってしまいます。
チーズケーキの特性上、食感が変わることは好みの範囲であり味そのものに変化はありません。
ですが、上記の背景からふわふわの柔らかいチーズケーキを食べる機会はあまり得られませんので、このふわっとして口当たり滑らかな生ドゥーブルフロマージュを味わうことに「小樽に来た…!」という実感そのものが含まれている様に感じるのです。
ちなみに以前来た時に生ドゥーブルは味わっておりますので、今回は北海道苺生ドゥーブルを頂きました。
冷凍用の商品という特性上苺の果肉感はないものの、自然な苺のみの甘味と時折感じる種の粒感が、苺を尊重しつつもチーズとの一体感を演出しています。
そして今回一番驚いたのが、紅茶の美味しいこと!
実はルタオ、スイーツに合わせる紅茶も展開しているのですが、本店限定の「カリヨンの音色」をアイスで頂きました。
フレーバーは「いちぢく・アールグレイ・ピーチアプリコット・アイスワイン」で構成されています。
ぼく自身ケーキに紅茶を合わせる際、香気が多くケーキの持ち味を侵してしまうフレーバーティーは好みません。
ですがこのカリヨンの音色はいちぢくやピーチアプリコットとあまり香気の強くないフルーツフレーバーと、アイスワインの大人な味わいが加わって大変美味しく、それでいてケーキとの相性の最高な紅茶でした!
次に向かったのは「デニルタオ」。
以前小樽に来た時にはなかった、デニッシュ専門店です。
早速注文。
えっなにこれは。
写真の2倍クリームが多いんですががが。
割ってみると、中にしっかりフロマージュデニッシュが隠れていました。
ドゥーブルフロマージュは「上層:レアチーズ、下層:ベイクドチーズ」ですが、このデニッシュは「上層:クリームチーズ、下層:マスカルポーネチーズ」の構成となっています。
バターたっぷりのさくさくなデニッシュに淡い酸味のあるクリームチーズとミルキーなマスカルポーネのマリアージュがいいですね。
たっぷり生クリームは無糖であり、舌にべたつきのない出来立てでくどくない、いくらでもなめられるようなクリームでした。
ちなみに一緒のドリンクは「りんごのほっぺ」です。
このりんごジュース、以前余市のニッカウヰスキーのウイスキー飲み放題コーナーで未成年向けにあったのを飲んだのが初めてだったのですが、これがすごく美味しくてウイスキーは好きなのですがそれよりも「りんごジュースうめえ!」って3杯ぐらい飲んだ思い出があります。
本当に美味しい、濃縮還元していない正真正銘のりんごジュースなのでおすすめです。
この後ルタオショコラティエにも行ってりんごチョコの試食などもしました。
「ナイアガラ」というチョコが有名でなおかつぼくも大好きなのですが、今回はスルーして小樽中心街にてくてく向かいます。
インバウンド向けの様相著しいものの、手宮線跡が散策路として整備されており、道を選べば楽しいです。
小樽のアーケード街、「都通り」を歩いてると面白いお店を発見。
中に入ると下記看板のおじいちゃんが中学生にぱんじゅうをサービスしている。
大阪にいそうな感じのフランクなおじいちゃんでした。
中は甘味を抑えた日本人らしいあんこ。さっくさくの生地がとても美味しかった!
レトロな商店街と、本物のレトロな味、完全なインバウンド向け観光地
になっているかと思いきや、自分の視野がただただ狭いだけ。
小樽の魅力はまだまだありそうだな、
そう思いました。
ポリフェノール秋田とは。
13:30~ 札幌
札幌に戻って昼食。
さーて北海道といえば…
蕎麦ですよね?
北海道は蕎麦の大名産地、年間約18300t(国内生産量の約50%)の収穫量を誇ります。
宗谷本線の音威子府の"真っ黒"な駅そば「音威子府そば」も有名ですよね。
今回の札幌旅行、実は「蕎麦」も主要な目的なのです。
(お前本当食べ物ばっかだな。)
札幌駅から10分ほど歩いたところにある蕎麦切り 春のすけさんへ。
ざるそば手打ち二種食べ比べを頂きました。
北海道産ブレンドの新そばは、田舎蕎麦らしいそばの甘味や香り、細打ちののどごしを保ちつつ香り十分な仕上がりは、どちらも素晴らしかったです。
蕎麦自体は都内の有名店に明らかに勝る味です。
長野、福島、山形、栃木の山に蕎麦を食べによく行きますが、やはり蕎麦そのものを楽しむのは産地に行かなければならないと強く実感する味でした。
メニューに鍋焼きそばもあり、このしっかりした10割の田舎蕎麦なら最高に旨いだろうな…と思い、たぶん次の機会で頂くかもしれません。(以下参考)
このあと札幌市内のホテルにチェックイン、ここまでベッドで寝てないことによる疲労が酷かったので、夜の11時まで爆睡しました。
旅行の2日目が終了です。
次回は早朝から海鮮で始まります。