1年半勤めた大手子会社SIerを退職致しました。

初めに

オタクもすなる退職エントリといふものを、オタクもしてみむとてするなり。

就職活動、転職活動をしてる方の参考となれば幸いです。

(推敲しておりませんので、読みにくいかもしれませんがご容赦下さい)

 

2019/10/31を以って退職致しました。 

 

自己紹介

某情報系国立大を1留後に卒業

卒業研究では「パン研究」と呼ばれる謎オノマトペシステムを構築しました。

趣味はうまい飯とオタク

キンプリはいいぞ。

 

 

 

どこに勤めていたの?

 Nの付く大手SIerの子会社の数多あるうちの一つです。

 

 

 

そもそも何故入社したの?

大学4年の時のお話

 4年時、鬱になりかかっていました。

というのも、

  • 6月:当時お付き合いしていた彼女と別れる。
  • 7月:研究テーマが確定しない(教授の都合)。
  • 8月:院試に落ちる(無能)。

と三重苦フルコンボ状態で9月からの就活を迎えました。

家に帰ってボロボロ泣きながら就活してました。

 

結果、最初に内定を頂いたNの付く大手子会社のSIerに決めました。

 

ここに決めた理由

①ホワイトっぽかったから

単純に早く就活を終わらせて卒論を終わらせて地獄から解放されたかったからというのが1番大きいですが、N系はホワイトと聞いていたので1回精神状態を回復させたかったからというのもあります。

②派遣・SESじゃなかったから

現場ガチャっぽかったので...ハズレ引いた時のことを考えるほどの精神的余裕がこの時のぼくにはありませんでした。

 

余談ですが、面接の時に紹介した卒業研究の題目が独特でウケが良かったため、入社後のあだ名が暫く「オノマトペ」でした。

 

またまた余談ですが、就活時に見ていた「プリティーリズムレインボーライブ」の蓮城寺べる様というキャラクターの心情がこの時の自分の精神状況と重なって、ぼろぼろ泣きながら24話を見てました。

プリティーリズムレインボーライブはいいぞ。

 

 

 

職場環境

SIerという共通項はあるものの、環境等は顧客の事業内容や関係に大きく引きずられますので、あくまでも”N系の子会社の1つ”の話であることは念頭に置いておいて頂ければ幸いです。

 

経歴

2018/4/2〜2018/6/1 新人研修

 グループ会社共同でビジネスマナー、基礎的なプログラミング講習、Javaによる業務受発注アプリの構築を通しての実践的なプログラミングを学びました。

 ビジネスマナー研修は一般教養や電話受け、名刺交換、議事録作成がメインとなっております。特筆すべきことはありません。

 プログラミング研修に入ると入社前テストの成績でクラス分けますが、自分は一番上のクラスでした。クラスのほとんどが情報系、理系で構成されており、学習意欲の高い良い雰囲気で学ぶことが出来ました。他クラスと進度が2倍程度離れていたので、自習も多く基本情報の本を読んでました。

 

2018/6/1〜2018/8/31 配属、OJT

 WEBシステムの維持を行うチームに配属し、トレーナーから社内ワークフローやシステムの仕様等を業務を通して学ぶ期間でした。トレーナーは仕事のできる1つ上の先輩社員だったため説明も分かりやすく実践的で、システム関連だけでなく顧客とのコミュニケーションも早くから任せて頂いたので、中々楽しい期間でした。

 

 通常OJT期間は1年ですが、トレーナーが転職してしまったため早くもOJTは終わりを告げました。

 

2018/9/1〜2019/3/31 ほぼ放置状態、唐突のPM

  放置といいつつ、2ヶ月のOJTで業務内容は叩き込まれていた状態だったため、ある程度1人でも動けました。ただ仕様を教えてくれる人がいなくなったため、1人で仕様書とにらめっこしながらリーダーに「なんで早く回答出来ないの?」と言われる生活でした。

 新しいトレーナーがつきました。この方は開発経験も豊富で非常にお世話になりましたが、実業務が久しぶりでありなおかつ他業務で忙しい方でしたので、実質維持業務は1人でした。この頃は結構周囲から同情のお声がけを頂きました。

 おまけに1人月の開発案件のPMを追加で任されることになり、これはこれで良い経験でしたが、残業時間が伸びてました(月60時間程度)。上記のリーダーのからの誹りにより非常に精神的にしんどくなり、この頃から転職活動を始めました。

2019/4/1〜2019/10/31退職まで  PM終了、状況が一転し楽になる

 仕様知識もある程度身についたことから業務調整もある程度効くようになったため、かなり楽でした。この頃は残業時間月10時間未満でした。

 

社内でやってたこと

 ①インターネットシステムの保守維持、運用

顧客や内部検知から届くインシデントを把握、仕様書とログを漁って回答したり、常駐している外部ベンダーや簡単なものであれば自分で改修、回答する仕事です。

開発スキルは身につきませんでしたが、インターネットシステムの内部仕様やインフラやDB周りを学ぶことが出来た上、顧客への説明を通して折衝能力や文章能力も付いたと思います。

顧客は、当然ですがITスキルが低いので、そういった人たちにどう説明すれば納得して頂くかを考えながらの文章構成や言葉選びを経験できました。意外とこれは良い経験だったと思っています。

 

その他開発系DBの管理やリソース監視、サーバ縮退作業...様々なIT雑用をしておりました。

 

②開発PM(小規模)

1人月程度のPMを経験しました(PMといいつつ、実作業の半分程度は自分でやりましたが)。見積もりの甘さ、WBSスケジューリングの難しさ、リリース前のどたばた...反省すべきことが多かったですが、良い経験だったと思います。

 

③PoC

なんか新しい事業やろうよ!みたいな感じで皆で意見を出し合って発表会をする...正直これは形だけなとこがあり、会議もグダグダであまり面白みはありませんでした。

 

④社内活動

社内の電子掲示板(サイネージ)に載せるコンテンツの募集がありましたので、新入社員向けにおすすめのWEB技術入門書を紹介するコンテンツを掲載しておりました。

色んな外部ベンターの方々から「面白いことしてるね」 とお声がけ頂けました。

 

貸出用に会社に本を置いておきましたが、請負の女の子だけが借りに来て新入社員は誰も来なかったのは面白かったです()

 

良かったところ

①ホワイト

これにつきます。

顧客も決まっていますので業務量も調整が効きやすく、ダラダラと残業して稼ぐ人が多いように思えました(もちろん純粋に忙しい人もいましたが...)。

会社から失踪しても降格するだけで絶対にクビにはなりませんし、休職や失踪したからといって雰囲気が悪くなるということもありません。

新規顧客の獲得を重視しておりませんでしたので、全体的にユルい雰囲気でした。

 

悪かったところ 

①給料は高くない

新卒で関係なく手当込みで年収320万ほどでした。

新卒から働いて30歳時点で500万程度、転職者ですと400万程度です。

決して高くはないですが、薄給といえるほど低くはない印象です。

一応年功序列の廃止を表明していましたが、個人的な印象では実力ある人は昇格が早い印象でした。

②ITスキルが身につきにくい

下流から育てることを基本的にしないため、新卒入社の先輩の多くが絶望的なITスキルでした。他チームの先輩社員を見ると1年目はパソコンのキッティングさせられたり、ずっとテスター(Excelスクショぺたぺた)だったり、顧客先に一生出張だったり、ベンダー丸投げ専門だったり、なるほどなあ...と言う感じでした。

 

というのも、少し改修するにしても社内フローが多く発生するため、管理方面の稼働にプロパー要員が割かれるため、そこまで手が回らないというのが大きな理由です。転職組や社内フローが多くなかった時代から在籍している先輩社員は下流が出来る方が多かったです。

 

自チームのリーダーは開発経験のあるITスキルの高いPMだったことから外部ベンダーさんとも関係が良かったので、自分の場合は色々学ばせて頂けました。

ただ意欲の高い若手はさっさと転職していく人が多かったです。

 

僕が入ってから辞めるまでの1年半で若手がおよそ15人ほど辞めていきました。

100人もいない会社ということを考えると非常に多いと思います。

レガシーシステム

財布が顧客にあるため、とにかく古いシステムが多いです。システムも古いことから属人化も進んでおり、それに対する対策もしていなかったので10年後が恐ろしいです。

④メール文化

顧客がメール文化なので社内もメール文化でした。当然送ったのに見逃されることも多く、その場合「メールを送ったのに口頭で確認しないほうが悪い」みたいな雰囲気でした。コミュニケーションコストが高くとにかく面倒でストレスでした。

Slack導入の提案したらどうかと先輩に尋ねたところ、「いやーすでにしたんだけど、セキュリティ的にダメって言われちゃったんだよねー」と。あっそっかあ。

 

外部ベンダー相手には一応RedmineやJira等を用いていました

 

 

 

社内のSESさんの様子

開発してる人もいれば、ずっとテスター、ゲームをやっている人、エクセル仕様書整理してる人...色々いました。

 

 

 

退職日の話

プロパーのほぼ全社員とお世話になった外部ベンダーさんとお話した内容が中々面白かったので一部紹介致します。ほぼ原文ママです。

 

プロパー編

 ずっと親会社から出向してずっと現場にいるおじいちゃん&転職後に戻ってきた先輩社員

「まあ、開発やってる方が楽しいよな。この会社は下流が育たないし」

中国人フルスタックエンジニア

「開発が強い、PMがそこそこなら良い製品になる、開発が弱くPMが強いなら悪い製品になる、うちの会社はそこがダメだ!プログラミングが出来ない人間はまともなPMが出来ない!頑張ってください」

人事(他先輩曰く、A「え、あの人開発出来るの」B「あの人は開発いた頃は丸投げマンだったよ」)

「君ね、いつかは上流いかないとね、ダメだよずっと下流やってちゃね」

 

外部ベンダー編

同じチームの長年在籍しているSESエンジニア

「あんないびられてよく今まで辞めなかったね(笑)」

(2018/9/1〜2019/3/31の時期のことだと思われる)

他チームの炎上修羅場好きSESエンジニア

「次何やんの?Rails?それマジ(笑)まあ頑張れよ」

同じチームの請負エンジニア

「やっと"開発"できるな!頑張れよ!」

 

 

 

まとめ

Sier、もう戻る気はありませんが、プロパーだけでなく請負やSESなど色んな方々と関われたのは良かったと思っています。

 

 

 

転職先

WEB系ITベンチャー...ではなく某一部上場企業の社内開発SE(Rails)になります。

完全自社でのスクラム開発ですのでとても楽しみです。

この辺りは別で「転職エントリ」を書きたいと思います。

 

長々とお読み頂きありがとうございました。